医療法人社団 みずうち産科婦人科

所在地
〒078-8234 旭川市豊岡4条3丁目2-5
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不妊症について

不妊症とは

妊娠を希望して1年間性生活を行っているのに妊娠しない場合不妊症と診断されます

不妊症とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性生活を行っているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」については「1年というのが一般的である」としています。しかし、女性に排卵がなかったり、子宮内膜症を合併していたり、過去に骨盤腹膜炎などにかかったことがあると妊娠しにくいことが分かっています。このような場合は、不妊かもしれないと考え、すぐに検査や治療に踏み切った方が良いこともあります。また、男女とも加齢により妊娠が起こりにくくなることが知られており、治療を先送りすることで成果が下がるリスクを考慮すると、すぐに治療したほうが得策である場合もあります。

不妊の原因

不妊は女性だけが原因というわけではありません

通常、生殖機能に問題のないカップルが妊娠を希望する場合、3か月以内に50%、6か月以内に70%、1年以内に80%以上、2年でおよそ90%が妊娠します。WHO(世界保健機関)の不妊症原因調査によると、男性のみに原因があるケース24%、女性のみ41%、男女とも24%、原因不明11%というデータが報告されています。つまり、男性にも不妊の原因がある割合は48%と約半数であることがわかったのです。

不妊症の原因

ご夫婦で協力しあって不妊に立ち向かいましょう

以上のことから、最近では男性も不妊検査や不妊治療を積極的に行う方が増えて、夫婦で協力し合って不妊に立ち向かうケースが増えています。

不妊症の原因 (女性)
【女性の不妊因子別割合】

女性の不妊因子には、以下のようなものが挙げられます。

卵管因子 卵管(卵子や精子の通り道)が炎症などでつまっている場合

卵管は精子が卵子に向かう通り道であり、また受精した卵(胚)が再び子宮に戻るための通り道です。卵管が炎症などにより詰まっていると、妊娠することができません。卵管が詰まる原因は様々です。クラミジア感染症(自覚症状がほとんどありません)にかかると、気が付かないうちに卵管炎などを発症し、卵管が詰まっている場合があります。また、月経痛が重い女性の場合、子宮内膜症が潜在していることがあり、その病変によって卵管周囲が癒着し、卵管が詰まっている場合もあります。卵管因子は「※ 子宮卵管造影法」という手法で調べることができます。

子宮卵管造影法(Hysterosalpingograhy:HSG)

子宮卵管造影法は子宮・卵管に造影剤を注入し、レントゲン撮影することで、子宮腔の形態や卵管の通過性、卵管采周囲の癒着などを調べる検査です。 この検査は不妊症の検査の中でも重要な検査の一つですが治療効果もあり、この検査後、短期間に妊娠する方も多くいらっしゃいます。 卵管は精子や受精卵の通り道なので、両側の卵管が閉塞していれば排卵があっても、タイミングが合っていても妊娠はしません。これらのことから子宮卵管造影法は不妊治療を行う際、早い時期に行った方がよいと思います。

子宮卵管造影法の限界
子宮卵管造影法からわかることは子宮奇形、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、卵管の異常、卵管の通過性、骨盤腔内の癒着などがあげられます。ただ、実際はこれらのことが確実にわかるということではありません。子宮卵管造影法で得られる像は影絵のようなものなので筋腫そのものは写らず、癒着の詳細な状態は開腹しないとわかりません。子宮卵管造影の診断と開腹による診断では2割程度の違いがあるとも言われています。しかし、不妊治療には必須の検査です。
検査方法と痛みについて
検査を行う時期は、月経終了後から月経開始10日目頃、排卵前までに行います。膣内を消毒した後、注入された造影剤は子宮腔から卵管、腹腔内へと流れていき、その様子をレントゲン撮影します。透視法という、当院で行っているテレビモニターで確認しながら注入する方法では最小限の圧と注入量による造影が可能となり痛みが少なくなります。子宮卵管造影は痛い検査と思っている方は、時に緊張のあまり造影前の消毒の段階から痛がる方がいます。緊張することにより、かえって痛みを感じることがありますのでリラックスして受けられるとよいでしょう。当院の方法では通過している方の場合、ほとんど痛みはありませんのでご安心下さい。 その後、注入した造影剤が子宮から卵管を通って腹腔内にどの程度広がったかを確かめるために、2回目のレントゲン撮影を行います
排卵因子 月経不順などにより排卵が無いなどの症状がある場合

月経が規則的に訪れている方の場合、「排卵」は月経の約2週間前に起こっています。排卵すると、女性ホルモンの分泌が変化して、子宮内膜も妊娠に向けて準備をはじめます。妊娠が成立しなければ子宮内膜が剥がれ落ち、月経になります。一方、月経不順の女性の場合、月経が訪れても排卵を伴わない場合があります。排卵がなければ妊娠することはありません。排卵が起こらない原因としては病気(女性ホルモンの分泌に影響をあたえるもの)や、極端な体重の増減、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。原因となっている病気がわかっている場合には、その病気を治療したり、排卵を促す治療を行います。また、無月経(全く月経がない)、早発卵巣不全(早発閉経)や、ホルモン分泌の異常などにより排卵が無い場合もあります。

  • 基礎体温の測り方

    基礎体温は0.3〜0.5℃はどの範囲で微妙に変化するので、
    一般の体温計は向かない。婦人体温計には、自動的に記録がつけられる多機能タイプもある。

  • 基礎体温でわかるホルモンバランス
子宮因子 子宮筋腫や先天的な形態異常で胚が着床しにくい場合

子宮に胚(受精した卵子)が着床しにくいことが不妊の原因となっている場合もあります。生まれつきの子宮の形態異常により子宮内膜の血流がわるい場合や、子宮筋腫がある場合、また過去の手術や炎症による癒着などが子宮内にある状態だと、子宮に到達した胚の着床がうまくいかず、妊娠することができません。

頸管因子 精子が子宮内に侵入しにくくなっている場合

子宮頸管(しきゅうけいかん)は子宮の入り口で、膣と子宮腔をつなぐ部分のことをさします。通常膣内は、細菌の進入を防ぐために酸性に保たれていますが、排卵期にはアルカリ性の頸管粘液(おりもの)が分泌され、精子の運動を促し、通りやすくしてくれます。この粘液の分泌が足りない場合など、精子が子宮内に侵入しにくくなり、妊娠がしづらくなってしまいます。

免疫因子 精子を攻撃する抗体がある場合

体が、精子を異物だと判断して抗体をつくってしまう場合があります。頸管粘液や精子の状態に問題がないのになかなか妊娠しない場合などは、精子を攻撃する抗体(抗精子抗体)がある場合があります。抗精子抗体を持つ女性の場合、子宮頸管や卵管の中で抗精子抗体が分泌されると、精子の運動性が失われてしまうため、卵子に到達できなくなり、妊娠が起こりません。

加齢による影響 加齢による卵子の老化

女性だけではなく男性にも言えることですが、加齢によって妊娠する・させる力、妊孕性(にんようせい)が低下することが分かっています。女性は35歳を過ぎた頃から、男性は40歳ごろから、卵子や精子が、徐々に妊娠しにくくなっていくといわれています。卵子の質の低下には、酸化ストレスが関与しているといわれています。当院では血液検査で酸化ストレスの値の測定を行っております。

体外受精の時、若いドナー(卵子提供者)の卵子で行った場合には妊娠率は低下しませんが、自身の卵子では年齢とともに妊娠率は低下します。これは年齢が進めば卵子の質が低下することにより、妊娠率が低下することを示しています。(米国疾病予防管理センター(CDC)のデータ)

酸化ストレスとは?

不妊症の原因 (男性)
【男性の不妊因子別割合】

男性の不妊因子には、以下のようなものが挙げられます。

造精機能障害 精子の数や運動性などの状態が悪い場合

造精機能障害(ぞうせいきのうしょうがい)は、精巣内で「精子をつくる」機能に障害がある状態で、男性不妊の原因の約90%と大部分を占めます。精液中の精子の濃度が低下する「乏精子症」、精液中に精子がない「無精子症」、精子の運動率が低下する「精子無力症」などがあります。造精機能障害の半分以上は原因不明ですが、精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)によって精巣内の温度が高くなることが原因で、精子の数や運動性が低下する場合もあります。特に原因はなくても精子が作られないという場合もあります。

精路通過障害 精子の通路が詰まっている場合

精子が問題なく作られている場合でも、精子がペニスの先端まで通過してくる道が途中で詰まっている場合に、射精はできても精子は排出されず、妊娠に至らないことがあります。過去に炎症(精巣上体炎)があった方は、精管が詰まってしまっている場合があります。

性機能障害 射精ができない場合

過度なストレスや妊娠への精神的なプレッシャーなどが原因で起こる、勃起障害(ED)、膣内射精障害などが原因の場合です。まれに糖尿病などの病気が原因で射精ができない場合もあります。

加齢による影響 加齢による精子の老化

男性だけではなく女性にも言えることですが、加齢によって妊娠する・させる力、妊孕性(にんようせい)が低下することが分かっています。女性は35歳を過ぎた頃から、男性は40歳ごろから、卵子や精子が、徐々に妊娠しにくくなっていくといわれています。精子の質の低下にも、卵子と同様に酸化ストレスが関与しているといわれています。当院では血液検査で酸化ストレスの値の測定を行っております。

酸化ストレスとは?

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